モンロー工法
SMW工法の作業が
限られた
狭いスペースでも可能に
イケハタ独自の特許工法
「モンロー工法」
SMW工法とは?
地中にて、現地の土砂とセメントと水を混ぜる作業を行い、そこに応力材を入れて固めることで、頑丈なソイルセメント壁を作り上げる工法です。
くわしくはSMW工法ページをご覧ください。
モンロー工法とは
モンロー工法とはソイルセメント連続壁モンロー工法の略称であり、SMW 工法の 一種になります。従来では不可能だった都心部の狭い敷地内や作業地盤が複雑な場所等の条件のある狭いスペースでの施
工を可能とする工法です。
モンロー工法は、限られたスペースでも華麗に動き回る特性を「モンローウォーク」に例えて命名されました。
おしゃれなネーミングだと思いませんか?
モンロー工法5つの特長
モンロー工法は SMW 工法の中の一種の工法になるため、SMW 工法の特徴はもちろん備えております。
ここでは、それに加えての特徴をご紹介いたいます。
弊社では25tと50tの 2 種類の大きさの杭打ちラフタークレーンを使用しており、 また削孔径もφ350、φ400、φ500、φ600 の 4 種類ありますが、下記において記載する ものは 25t タイプのラフタークレーンを使用した場合、ないしはφ350 の削孔径を 使用した場合のデータになります。
限られた狭いスペースでの
施工が可能
- ベースマシン(杭打機)1台で施工可能です。
- 間口が9m、敷地の奥行きが11m程度あれば施工可能です。
搬入路(前面道路)の道幅が
狭い場所でも施工可能
- 使用するベースマシンはタイヤで自走することができるため、その都度、作業に最適な場所へ自由に動くことができます。
- 前面道路の道幅が4.5m程度でも、間口が7m以上あれば機材搬入が可能です。
- 機材の搬入出は、すべて4t車ベースで可能です。
狭い敷地内で最大限の
建築スペースを確保
- 孔径が350㎜という他にはない大幅に縮小された孔径を準備しております。
- 隣地境界いっぱいに隣接建築物があっても、境界から連続壁の中心まで315㎜あれば施工できるため、その分多くの敷地を建築スペースに活用することができます。
- 削孔径は4種類(φ350、φ400、φ500、φ600)あり、削孔長も最大23mあります。
- 傾斜地、敷地内に段差がある等の条件のある場所でも施工可能です。
止水性・周辺地盤への影響
- 3軸(孔3個分)を重ねながら掘削作業を行うことで連続的に一体となる壁を造成し、止水性を確保します。
- 掘削作業を行うのと同時にソイルセメント壁の造成作業を行えるため、地盤沈下など周辺地盤への影響が極めて少ないです。
- 近年問題化している土壌汚染問題に対しても高い止水性をもつソイルセメント壁により、有効な土壌汚染対策になります。
高さ制限のある場所でも施工可能
- 使用するベースマシンの大きさやブームの長さを調整することで高さに制限がある場所でも施工可能です。
ベースマシンと最小直角通路幅
25tタイプ
50tタイプ
モンロー工法の施工手順
地中障害確認・地盤改良
作業をスムーズに行い、品質を維持するために事前に削孔位置の地中障害確認作業をお願いしています。また、ラフタークレーンが安定した地盤の上で作業ができるように 鉄板を敷く、盛り土をして地面を均すといった地盤改良をお願いしています。
機材搬入
資機材は全て4t トラックにて運搬可能です。
ベースマシン組み立て
ベースマシンの組立は1m~6m の機材を組み上げて行く為、組立スペースが削孔長に影響しません。また、ベースマシン 1 台での組立が可能な為、省スペースで組立作業が 可能です。
基本定規のセット
鉄板の上に掘削時のずれ防止やガイドの役目を担う 300×300 サイズの H 鋼と敷鉄板を固定し、掘削作業を行うにおいて必要な準備をします。
ソイルセメント連続壁
モンロー造成(削孔・混練)
モンロー工法では専用に開発されたオーガ機(電気モーター)と3本のドリルを用いて作業を行います。ドリルの先端部分からセメントミルクを吐出すると同時に所定の深度まで掘り進めることでソイルセメント壁を造成していきます。また、新しく掘り始める際に前に掘った孔と重なるようにして掘削していくことで連続的に一体となる壁を造成していきます。
H 鋼の建込
ソイルセメント壁の強度を保つためにH鋼(応力材)を入れ、H鋼を入れた後は固定具を使用してH鋼が動かないように固定します。(固定具は翌日取り外します。)